琉球侍の沖縄な１日　(//∇//)

「じゃ、また明日」って言う時に彼女を離したくないと思うと、

彼女の手を握った左手がなかなか言うことを聞いてくれない。

距離なんて関係ない、

彼女が沖縄にいても、名古屋にいても、彼女がいない事には変わりはない。

もっと彼女と一緒にいたい思う。

でも、そんな事なんて言ってられないから人差し指・・・。中指・・・。薬指・・・。

言うことを聞いてもらえるように一本、一本指を開いていく。

手を全部ひろげようとする最後の一瞬だけ手に力が入る・・・。

「また明日＾＾」

そう言って彼女を抱きしめると、シャンプーの匂いなのかとてもいい匂いがする。

そして腕の中に彼女の細くて柔らかい身体がある。

今オレの大事な人が目の前にいる。

「胸ドキドキしてる？どれどれ＾＾」

そう言うと彼女はオレの胸に耳を当ててみた。

（いや、そうされるとイヤでもドキドキしますけど＾＾；）

「ドクン、ドクン、ドクンじゃなくてドクドクドクドクだね＾＾」

「心拍数を変えたくてもできませんから！ｗ」

笑っている彼女をもう一度抱きしめた。

抱きしめた瞬間ってなんとなくだけど、その人の気持ちが分かる

今回は同じ気持ちだった事があったので嬉しかった

そして、彼女がなかなか言葉に出さないこともあった。

彼女はこういう感情は思っていてもあまり口にはしない。

彼女が沖縄に遊びに来る前のことも。



「じゃ・・・、明日１２時に迎えに来ますのでゆっくり休んでくださいね＾＾」

「うん、ありがとう、また明日もよろしくお願いします＾＾」

彼女は車を降りてホテルに入る。



左手は彼女の手から車のレンジへと替わり、

ドライブにいれて車は夜の空いた道路を帰り道へと走りました。




明日のお昼の１２時に森さんに会うまでの時間も距離も何もかもが遠く思える。







４日目へとつづく